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メッセージボックスへ送るメッセージ
以下のリファレンスは、mesbox命令で表示されたメッセージボックスに対しての
メッセージになります。それ以外のオブジェクトには無効ですので注意してください。
win32name EM_GETSEL
Code $b0
wParam 0にする
lParam 現在位置を取得する変数
Type 0
Result 上位16bitに選択スタート位置、下位16bitに選択終了位置
- 説明
メッセージボックス内のカーソル(キャレット)の位置を取得します。
カーソル位置は、全体のテキストの中で0から数えて何byte目(何文字目)
かという単位で返されます。
win32name EM_SETSEL
Code $b1
wParam 選択スタート位置
lParam 選択終了位置
Type 1
Result なし
- 説明
メッセージボックス内のカーソル(キャレット)の位置を設定します。
選択スタートと、選択終了位置を指定すると、その範囲が反転して選択
された状態になります。単にカーソル位置を移動したい場合は、
選択スタートと終了位置に同じ値を指定します。
指定する値は、EM_GETSELと同じく全体のテキストの中で0から数えて
何byte目(何文字目)かという単位になります。
このメッセージでカーソル位置を変更しても、ウインドゥ内の状態は
変化しません。実際にカーソルが移動した場所に表示をずらすには
EM_SCROLLCARETのメッセージを送る必要があります。
win32name EM_LINESCROLL
Code $b6
wParam 左右にスクロールさせる文字数
lParam 上下にスクロールさせる行数
Type 1
Result なし
- 説明
メッセージボックス内の表示をスクロールさせます。
wParamで左右へのスクロール、lParamで上下のスクロールする数を指定
します。スクロールの方向は、マイナスの値か、プラスの値かで決まります。
win32name EM_SCROLLCARET
Code $b7
wParam 0にする
lParam 0にする
Type 1
Result なし
- 説明
現在カーソル(キャレット)がある位置を画面内にもってくるようにする。
win32name EM_LINEINDEX
Code $bb
wParam 行の指定
lParam 0にする
Type 1
Result ポジション
- 説明
wParamで指定した行を、全体のテキストの中で0から数えて何byte目(何文字目)か
という単位に変換して値を返す。
行の指定は、一番上の行は0から始まって何番目かという単位で指定する。
win32name EM_LINELENGTH
Code $c1
wParam 行の指定
lParam 0にする
Type 1
Result 指定された行の長さ
- 説明
wParamで指定した行インデックス(0から始まる)にある文字(byte)数を返す。
win32name EM_UNDO
Code $c7
wParam 0にする
lParam 0にする
Type 1
Result なし
- 説明
UNDOをする。前に行なったカットやペースト、入力などを1回戻す。
win32name EM_LINEFROMCHAR
Code $c9
wParam ポジション
lParam 0にする
Type 1
Result 行インデックス
- 説明
wParamで指定したポジション(テキスト全体の何byte目か)を、行インデックス
に変換して値を返す。
win32name EM_SETREADONLY
Code $cf
wParam -1で書き込み禁止、0で解除
lParam 0にする
Type 1
Result 正常に終了すると0以外が返る
- 説明
メッセージボックスの書き込み禁止属性の設定をする。
wParamで書き込み禁止のon/offを指定します。
win32name EM_SETMARGINS
Code $d3
wParam 3にする
lParam 上位16bitで右マージン、下位16bitで左マージン設定
Type 1
Result なし
- 説明
メッセージボックスの左マージンおよび右マージンの設定をする。
(現在のHSPのバージョンでは、マージンの設定をすると文字がウインドゥ
からはみ出ます)
win32name EM_GETMARGINS
Code $d4
wParam 0にする
lParam 0にする
Type 1
Result 上位16bitに右マージン、下位16bitに左マージンが返る
- 説明
EM_SETMARGINSで設定したマージンの値を調べて返す。
win32name EM_SETLIMITTEXT
Code $c5
wParam テキストのリミット指定
lParam 0にする
Type 1
Result なし
- 説明
メッセージボックスが扱うことができるテキスト量の限界を設定する。
wParamで何byteまでのテキストを扱うかを指定する。wParamに0を指定すると、
そのOSでの最大サイズが割り当てられる。
(Windows95では、最大65535までのテキストしか扱うことができません)
win32name EM_GETLIMITTEXT
Code $d5
wParam 0にする
lParam 0にする
Type 1
Result テキストのリミット値
- 説明
EM_SETLIMITTEXTで指定したテキスト量の限界値を調べて返す。