; ; HSP help manager用 HELPソースファイル ; (先頭が「;」の行はコメントとして処理されます) ; %type 内蔵命令 %ver 2.61 %note ver2.61標準命令 %date 2004/03/01 %author onitama %url http://www.onionsoft.net/ %index mci MCIにコマンドを送る %group マルチメディア制御命令 %prm "strings" "strings" : MCIコマンド文字列 %inst MCI(Multimedia Control Interface)にコマンド文字列を 送ります。MCIに対応したMIDI再生、ムービー再生などを行なう ことができます。 ^ MCIコマンドの詳細については、Windows MCIの解説書をお読み ください。ここでは簡単な使用法だけを紹介しておきます。 ^p mci "play filename" ^p で、"filename"のファイルを再生します。たとえば、 "play aaaa.mid"ならば、"aaaa.mid"というMIDIファイルを演奏 します。拡張子がaviなら動画の再生、wavならPCMの再生、その 他MCIに登録されているデバイスを再生することができます。 ^p mci "open filename alias abc" ^p で、"filename"のファイルをオープンして、これ以降"abc"という 名前をエイリアスにすることができます。この後で、 ^p mci "play abc" ; デバイスの再生 mci "stop abc" ; デバイスの再生ストップ mci "close abc" ; デバイスのクローズ ^p などの指定をすることができるようになります。 mciに命令を送った場合の結果はシステム変数statに反映されます。 statが-1の場合は、mci命令を解釈する時点でエラーが出ている ことを示しています。また、mciでステータスを読み出すコマンド を送った場合も、statに結果が反映されます。 %index snd サウンド再生 %group マルチメディア制御命令 %prm p1 p1=0〜255(0) : 再生するバッファの番号 %inst sndload命令によって読み込まれたサウンドやデータを再生します。 p1でバッファの番号を指定することで、sndload命令によって 読み込まれた複数のサウンドから、どれを再生するかを 選びます。 ^ snd命令は、通常サウンドの再生がスタートするとともに HSPは次の命令へと進みます。ただし、sndload命令で読み込み モード2を指定している場合は、サウンドの再生が終了する まで次の命令へは進まなくなります。 ^ すでにサウンドが再生されている状態で、さらにsnd命令を 実行すると、前のサウンド再生を終了してから、新しく指定 したサウンドの再生を始めます。ただし、MIDIの再生中に PCMを再生するなど異なるデバイスの場合は、再生が中止され ることはありません。 ^ AVI(動画)の再生は、snd命令が実行された時点で操作先となっているウインドゥの カレントポジションを左上として表示されます。 ただし、sndload命令のモードに+16(ウインドゥ全体で再生)が指定されている場合は、 ウインドゥの表示面いっぱいに再生されます。 この場合、画面サイズや縦横の比率には関係なくウインドゥのサイズに 変倍されるので、あらかじめ動画の画面サイズや縦横比を考えた上で ウインドゥサイズを設定しておいてください。 ^ aviファイルの再生中は、マシンパワーを消費しますので、他の処理を行なう ことが難しいことがあります。 %href sndload sndoff %index sndload サウンドファイル読み込み %group マルチメディア制御命令 %prm "filename",p1,p2 p1=0〜255(0) : 読み込むバッファの番号 p2=0〜2(0) : 読み込みモード %inst サウンドデータのファイルを読み込みます。 読み込むことができる形式は以下の通りです。 ^p WAV形式 : 拡張子 WAV : Windows標準のPCM音声データ。 AVI形式 : 拡張子 AVI : Windows標準の動画データ MID形式 : 拡張子 MID : 標準MIDIファイルデータ。 MP3形式 : 拡張子 MP3 : MP3形式音声データ ASF形式 : 拡張子 ASF,WMV,WMA : Windows Media形式音声データ MPEG形式 : 拡張子 MPG : MPEG形式動画データ オーディオCD : ファイル名 "CD:トラック番号" :      (CDの音声トラック部分が対象になります) ^p たとえば、オーディオCDのトラック3を指定する場合は、 ^p sndload "CD:3",1 ^p のようにします。 p1は、メモリにストックしておく場合のバッファ番号で たくさんのサウンドを取り扱うには、別々のバッファ に読み込みをしておかなければなりません。 p2は読み込みモードを設定します。 読み込みモードで指定する値は以下の通りです。 ^p モード0 : 指定したファイルは通常の再生を行う モード1 : 指定したファイルは無限ループで再生を行う モード2 : 指定したファイルは再生終了まで待つ モード3 : (CDのみ)指定されたトラック以降を再生する モード+16 : (AVIのみ)対象ウインドゥ全体で再生 ^p モード2を指定すると、指定したファイルが再生された場合、 HSPはその再生が終了するまで次の命令を実行しなくなります。 sndload命令はデータの情報をメモリ上にストックしておくだけ で、すぐに演奏が始まるわけではありません。 ^ モード+16は、AVI(動画)ファイルでのみ使用できるモードです。 モード0〜2に16を足した値を指定することで、表示対象になっている ウインドゥのサイズいっぱいに動画が再生されます。 動画ファイルの判断は拡張子によって行なっています。 ^ MP3形式、およびASF形式はOSがサポートしている場合にのみ再生が可能です。 初期のWindows95、Windows98ではWindows Media Player 5.2以降がインストールされている必要があります。 ^ 実際の再生は、snd命令によって行ないます。 %href snd sndoff %index sndoff サウンド停止 %group マルチメディア制御命令 %prm %inst snd命令によって再生中のサウンドを停止させます。 %href snd sndload