シリアルポートを初期化
comopen p1,"protocol"
p1=0~(0) : COMポート番号 "protocol" : プロトコル指定文字列
(プラグイン / モジュール : hspext)
シリアルポートを初期化して送受信を可能な状態にします。
シリアル通信命令セットを使う場合には、最初に comopen命令でポートの初期
化をする必要があります。
p1で、COMポートの番号を指定します。 1ならばCOM1、2ならばCOM2…が対応し
ます。 p1が0の場合は、シリアルではなくプリンタ(パラレル)ポートが指定さ
れます。
"protocol"で、プロトコル指定文字列を記述することができます。
プロトコル指定文字列は以下のような記述をする必要があります。
"baud=1200 parity=N data=8 stop=1"
上の例では、ボーレートが1200bps、パリティビットなし、データビット8、ス
トップビット1という指定になります。
"protocol"に何も書かなかった場合(""を指定)は、現在のデフォルト値が使用
されます。通常は、何も指定しなくても問題ありません。
シリアル通信命令では、同時に1つのポートまでしか制御できません。
複数のシリアルポートを同時に監視するソフトを構築することはできませんの
でご注意ください。
シリアルポートは、一度初期化されると、開放するまで他のアプリケーション
が使用できなくなってしまうので、必ず最後にポートを開放することを忘れな
いでください。特に通信中にクローズボックスを押して終了してしまうことの
ないようにonexit命令などで、終了時に注意を促すようなスクリプトを作成し
てください。
シリアルポートの初期化に成功すると、システム変数 statの値が0になります
。もし、初期化に失敗した場合はシステム変数statの値は1になります。
| comclose | シリアルポートを解放 | (hspext) |
| comput | シリアルポートに送信 | (hspext) |
| comget | シリアルポートから文字列を受信 | (hspext) |
| computc | シリアルポートに送信 | (hspext) |
| comgetc | シリアルポートから受信 | (hspext) |
| comstat | シリアルポートの状態取得 | (hspext) |
| comcontrol | シリアルポートの特殊コントロール | (hspext) |
| プラグイン / モジュール | hspext |
| バージョン | 3.1 |
| 作成日 | 2002/12/01 |
| 著作者 | onitama |
| URL | http://www.onionsoft.net/ |
| 備考 | hspext.asをインクルードすること。 |
| タイプ | 拡張命令 |
| グループ | 通信制御命令 |
| 対応環境 |
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| hs ファイル | hsphelp\hspext.hs |