alCreateImage

仮想イメージを作成

alCreateImage ID, pw, ph

ID	: Image ID [0-511] (0)
pw	: 横幅 [1-] (640)
ph	: 高さ [1-] (480)

(プラグイン / モジュール : Artlet2D)

解説

Artlet2D モジュールの仮想イメージ (仮想画面, Image) を作成します。

ID には、作成する仮想イメージの Image ID を指定します。すでに存在する Image ID を指定した場合、既存の仮想イメージは破棄されて新しい仮想イメージが作成されます。

pw, ph には、作成する仮想イメージの大きさをピクセル単位で指定します。

この命令で作成される仮想イメージは、ARGB 32bpp 形式のアルファチャネル付きビットマップです。Artlet2D の描画命令を使ってこのバッファに画像を描画したり、画像イメージをディスクに保存したりすることができます。また、Artlet2D では、この仮想イメージごとにブラシ、ペン、フォントのステータスを保持しています。

仮想イメージを複数作成した場合は、alSelectImage 命令を使用して操作先を切り替えることができます。仮想イメージの削除には、alDeleteImage を使用します。いずれの命令も、引数には alCreateImage 命令で指定した Image ID を使用します。alCreateImage 命令の実行後は、作成した仮想イメージが選択された状態になります。

仮想イメージは直接画面には描画されませんので、仮想イメージの内容を表示するためには alCopyImageToScreen 命令などを使用して HSP スクリーンに内容を転送する必要があります。

画像ファイルから直接仮想イメージを作成する場合は、alCreateImageByFile 命令を使用します。

コンピュータに GDI+ が導入されていない環境 (gdiplus.dll がない環境) では仮想イメージは作成できず、システム変数 stat に -1 が返ります。この場合、Artlet2D は使用できません。alCreateImage 命令で正常に仮想イメージが作成された場合は、stat に 0 が返ります。

サンプル

#include "a2d.hsp"

	alCreateImage 0, 640, 480 ; 仮想イメージを作成
	if stat = -1 {
		dialog "GDI+ を初期化できませんでした。"
		end
	}

	alFillEllip 0, 0, 200, 100 ; 仮想イメージに楕円を描画

	alCopyImageToScreen 0, 0 ; 仮想イメージから HSP screen に画像転送
	redraw ; HSP screen 再描画

関連項目

alSelectImage仮想イメージを選択(Artlet2D)
alDeleteImage仮想イメージを削除(Artlet2D)
alCreateImageByFile画像ファイルから仮想イメージを作成(Artlet2D)

サンプル逆引き (11)

sample_01_basic.hsp
sample_02_Rect_Ellip.hsp
sample_03_Color_Brush.hsp
sample_04_Penstyle.hsp
sample_05_DrawText.hsp
sample_06_TransMode.hsp
sample_07_Curve.hsp
sample_08_Copy.hsp
sample_09_imagetest.hsp
xsample_alphapaint.hsp
xsample_alphastg.hsp

情報

プラグイン / モジュールArtlet2D
バージョン1.01 R2
作成日2010/02/04
著作者S.Programs
URLhttp://sprocket.babyblue.jp/
備考a2d.hsp をインクルードしてください。
タイプユーザー拡張命令
グループイメージ管理
対応環境
  • Windows 版 HSP
移植のヒント実行環境に GDI+ (gdiplus.dll) が必要です。
hs ファイルdoclib\Artlet2D\a2dhelp.hs