layerobj

レイヤーオブジェクトを追加

layerobj p1,p2,p3,*label,p4

p1,p2     ; レイヤーオブジェクトのXYサイズ(ドット単位)
p3(0)     : レイヤーID
*label    : レイヤーオブジェクトの処理サブルーチン
p4=0~(0) : オプション値

解説

カレントポジションにレイヤーオブジェクトを配置します。
レイヤーオブジェクトは、ユーザーによって定義される配置オブジェクトです。
あらかじめ画面上の描画を行うサブルーチンを登録しておくことで、指定したタイミング(レイヤー)で描画を実行させることができます。
レイヤーオブジェクトに描画領域を通知するため、p1,p2でX,Yサイズをドット単位で指定する必要があります。p1,p2の指定を省略した場合は、画面全体のサイズとなります。
これで、カレントポジションX,Yを左上の座標として、p1,p2で指定したサイズまでをレイヤーオブジェクトとして扱います。
p3パラメーターで、描画するレイヤーを指定します。

  p3 : 描画するレイヤー
 --------------------------------------------------------------
    0 : 描画を行わない(objlayer_min)
    1 : 背景レイヤー(objlayer_bg)
    2 : 通常の描画レイヤー(objlayer_normal)
    3 : GUIレイヤー(objlayer_posteff)
    4 : 最前面の描画レイヤー(objlayer_max)
 +256 : レイヤーオブジェクトの重複登録を許可する(objlayer_multi)

*labelパラメーターで、レイヤーオブジェクトの処理サブルーチンを指定します。
このサブルーチンはユーザー自身が用意する必要があります。
p4パラメーターで、レイヤーオブジェクトに設定する任意の整数値を設定することができます。

レイヤーオブジェクトが何を行うかはすべてユーザーが作成したサブルーチンに任されています。
サブルーチンは、システム変数iparam,wparam,lparamが設定された状態で呼び出されます。これらの情報をもとに、レイヤーオブジェクトの描画を含めて、ユーザーが処理を記述してください。
レイヤーオブジェクトの処理サブルーチン内では、描画のみを行ってすぐにreturn命令で処理を終了させる必要があります。wait/await/redrawなどのタスクが停止する命令は記述できません。
レイヤーオブジェクトについての詳しい使用方法は、プログラミングマニュアルを参照してください。

関連項目

objprmオブジェクトの内容を変更

サンプル逆引き (1)

test_layerobj.hsp

情報

バージョン3.6
作成日2020/06/04
著作者onitama
URLhttp://hsp.tv/
備考ver3.6標準命令
タイプ内蔵命令
グループオブジェクト制御命令
対応環境
  • Windows 版 HSP
hs ファイルhsphelp\i_object.hs