IUnknown
COM公式ドキュメント
クライアントが QueryInterface メソッドを通じて特定のオブジェクト上の他のインターフェイスへのポインターを取得し、AddRef および Release メソッドを通じてオブジェクトの存続を管理できるようにします。
メソッド 3
vtbl = vtable インデックス(0始まり)。HSP等からCOMメソッドをインデックス指定で呼ぶ際に使用します。0〜2 は IUnknown。
| riid | GUID* | in | 要求するインターフェイスの IID を表す GUID へのポインタである。 |
| ppvObject | void** | out | 要求したインターフェイスへのポインタを受け取るポインタである。失敗時は NULL が設定される。 |
COM オブジェクトへのインターフェイス ポインターの参照カウントをインクリメントします。インターフェイス ポインターのコピーを作成するたびに、このメソッドを呼び出す必要があります。
戻り値
このメソッドは新しい参照カウントを返します。この値はテスト目的でのみ使用することを意図しています。
解説(Remarks)
COM オブジェクトは、オブジェクトへの参照よりも長く存続しないようにするために、インターフェイスごとの参照カウント機構を使用します。インターフェイス ポインターのコピーを安定させるには AddRef を使用します。また、複製したポインターの存続期間を元のポインターの存続期間を超えて延長する必要がある場合にも呼び出せます。複製したポインターは、それに対して IUnknown::Release を呼び出して解放する必要があります。
AddRef が保持する内部参照カウンターは、32 ビットの符号なし整数であるべきです。
呼び出し元への注意
作成するインターフェイス ポインターの新しいコピーごとに、このメソッドを呼び出してください。たとえば、メソッドからポインターのコピーを返す場合は、そのポインターに対して AddRef を呼び出す必要があります。また、ポインターを in-out パラメーターとしてメソッドに渡す前にも AddRef を呼び出す必要があります。メソッドは、out 値をポインターの上にコピーする前に IUnknown::Release を呼び出します。
COM オブジェクト上のインターフェイスの参照カウントをデクリメントします。
戻り値
このメソッドは新しい参照カウントを返します。この値はテスト目的でのみ使用することを意図しています。
解説(Remarks)
オブジェクトの参照カウントがゼロに達すると、Release はインターフェイス ポインターに自身を解放させる必要があります。解放されるポインターがオブジェクトに対する唯一の(それまで存在していた)参照である場合(オブジェクトが単一のインターフェイスをサポートするか複数のインターフェイスをサポートするかにかかわらず)、実装はそのオブジェクトを解放する必要があります。
オブジェクトの集約(アグリゲーション)は、インターフェイス ポインターを取得する能力を制限することに注意してください。
呼び出し元への注意
インターフェイス ポインターを使用する必要がなくなったら、このメソッドを呼び出してください。in-out パラメーターを受け取るメソッドを記述している場合は、out 値をポインターの上にコピーする前に、渡されたポインターに対して Release を呼び出してください。
Microsoft 公式リファレンス: 英語 (en-us) · 日本語 (ja-jp) · 原文ソース (GitHub)
HSP用 COM定義
#usecom / #comfunc によるHSPのCOM呼び出し定義。数字は vtbl インデックス(0始まり)。クラスIDが無い場合 #usecom の末尾は "{}"、ある場合は "{CLSID}"。
#define global IID_IUnknown "{00000000-0000-0000-C000-000000000046}" #usecom global IUnknown IID_IUnknown "{}" #comfunc global IUnknown_QueryInterface 0 var,sptr #comfunc global IUnknown_AddRef 1 #comfunc global IUnknown_Release 2 ; ※数字は vtbl インデックス(0始まり)。0/1/2 は IUnknown(QueryInterface/AddRef/Release)。 ; ※このインターフェースは直接 CoCreateInstance するクラスIDが無いため "{}"(他メソッド/アクティベーションで取得)。 ; ※出力/バッファ引数は var(変数直渡し)。varptr 方式にも切替可。 ; ※ハンドル/void*等の不透明ポインタは IronHSP では intptr 指定が可能。#define global IID_IUnknown "{00000000-0000-0000-C000-000000000046}" #usecom global IUnknown IID_IUnknown "{}" #comfunc global IUnknown_QueryInterface 0 sptr,sptr #comfunc global IUnknown_AddRef 1 #comfunc global IUnknown_Release 2 ; ※数字は vtbl インデックス(0始まり)。0/1/2 は IUnknown(QueryInterface/AddRef/Release)。 ; ※このインターフェースは直接 CoCreateInstance するクラスIDが無いため "{}"(他メソッド/アクティベーションで取得)。 ; ※出力/バッファ引数はポインタ方式(token=sptr / 呼び出しは varptr(変数))。 ; ※ハンドル/void*等の不透明ポインタは IronHSP では intptr 指定が可能。