IFileSystemBindData2
COM公式ドキュメント
IShellFolder::ParseDisplayName の呼び出しを最適化するためにファイルシステム情報を格納する IFileSystemBindData を拡張します。このインターフェイスは、ファイル ID またはジャンクションのクラス識別子 (CLSID) を設定または取得する機能を追加します。
解説(Remarks)
このインターフェイスは、継承元である IFileSystemBindData インターフェイスのメソッドも提供します。
このインターフェイスで表される情報をデータソース IShellFolder::ParseDisplayName に渡すには、IBindCtx オブジェクトを (CreateBindCtx を使用して) 作成し、以下を呼び出して IFileSystemBindData を実装するオブジェクトを設定します。
IBindCtx::RegisterObjectParam(STR_FILE_SYS_BIND_DATA, pfsbd)
ここで pfsbd は IFileSystemBindData を実装するオブジェクトです。
IShellFolder::ParseDisplayName の実装者は、まず以下の呼び出しを行います。
IUnknown *punk;
pbc->GetObjectParam(STR_FILE_SYS_BIND_DATA, &punk);
次に、実装者は上記の Get メソッドのいずれかを呼び出してパラメーターを取得します。
メソッド 4
vtbl = vtable インデックス(0始まり)。HSP等からCOMメソッドをインデックス指定で呼ぶ際に使用します。0〜2 は IUnknown。
現在のファイルの一意なファイル識別子を設定します。
| liFileID | LONGLONG | in | 現在のファイルの一意なファイル識別子です。liFileID は、構造体 _by_handle_file_information に記載されている値 nFileIndexHigh と nFileIndexlow を連結した値です。 |
戻り値
型: HRESULT
このメソッドが成功した場合は S_OK を返します。それ以外の場合は HRESULT エラーコードを返します。
現在のファイルの一意なファイル識別子を取得します。
| pliFileID | LONGLONG* | out | このメソッドが正常に返ると、現在のファイルの一意なファイル識別子へのポインターを受け取ります。pliFileID は、構造体 _by_handle_file_information に記載されている値 nFileIndexHigh と nFileIndexlow を連結した値へのポインターです。 |
戻り値
型: HRESULT
このメソッドが成功した場合は S_OK を返します。それ以外の場合は HRESULT エラーコードを返します。
現在の項目がジャンクションポイントである場合に、IShellFolder を実装するオブジェクトのクラス識別子 (CLSID) を設定します。
| clsid | GUID* | in | 現在の項目としてジャンクションポイントを持つ IShellFolder を実装するオブジェクトの CLSID です。 |
戻り値
型: HRESULT
このメソッドが成功した場合は S_OK を返します。それ以外の場合は HRESULT エラーコードを返します。
項目がジャンクションポイントである場合に、その項目に対して IShellFolder を実装するオブジェクトのクラス識別子 (CLSID) を取得します。
| pclsid | GUID* | out | このメソッドが正常に返ると、項目がジャンクションポイントである場合に、現在の項目に対して IShellFolder を実装するオブジェクトの CLSID へのポインターを受け取ります。 |
戻り値
型: HRESULT
このメソッドが成功した場合は S_OK を返します。それ以外の場合は HRESULT エラーコードを返します。
Microsoft 公式リファレンス: 英語 (en-us) · 日本語 (ja-jp) · 原文ソース (GitHub)
HSP用 COM定義
#usecom / #comfunc によるHSPのCOM呼び出し定義。数字は vtbl インデックス(0始まり)。クラスIDが無い場合 #usecom の末尾は "{}"、ある場合は "{CLSID}"。
#define global IID_IFileSystemBindData2 "{3ACF075F-71DB-4AFA-81F0-3FC4FDF2A5B8}" #usecom global IFileSystemBindData2 IID_IFileSystemBindData2 "{}" #comfunc global IFileSystemBindData2_SetFileID 5 int64 #comfunc global IFileSystemBindData2_GetFileID 6 var #comfunc global IFileSystemBindData2_SetJunctionCLSID 7 var #comfunc global IFileSystemBindData2_GetJunctionCLSID 8 var ; ※数字は vtbl インデックス(0始まり)。0/1/2 は IUnknown(QueryInterface/AddRef/Release)。 ; ※このインターフェースは直接 CoCreateInstance するクラスIDが無いため "{}"(他メソッド/アクティベーションで取得)。 ; ※出力/バッファ引数は var(変数直渡し)。varptr 方式にも切替可。#define global IID_IFileSystemBindData2 "{3ACF075F-71DB-4AFA-81F0-3FC4FDF2A5B8}" #usecom global IFileSystemBindData2 IID_IFileSystemBindData2 "{}" #comfunc global IFileSystemBindData2_SetFileID 5 int64 #comfunc global IFileSystemBindData2_GetFileID 6 sptr #comfunc global IFileSystemBindData2_SetJunctionCLSID 7 sptr #comfunc global IFileSystemBindData2_GetJunctionCLSID 8 sptr ; ※数字は vtbl インデックス(0始まり)。0/1/2 は IUnknown(QueryInterface/AddRef/Release)。 ; ※このインターフェースは直接 CoCreateInstance するクラスIDが無いため "{}"(他メソッド/アクティベーションで取得)。 ; ※出力/バッファ引数はポインタ方式(token=sptr / 呼び出しは varptr(変数))。