HSP : Hot Soup Processor ver3.0 / onion software 1997-2005(c)

●HSPとは?
HSPは、お手軽に使うことのできるスクリプト言語システムです。
テキストによるスクリプトを書くだけで、誰にでも簡単にウインドゥズ上で動作する、
画像を使ったゲームプログラム、スクリーンセーバー、ツールや実用ソフトなどのアプリケーションを構築することができます。
HSPには、次のような特長があります。
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簡単に覚えられる強力な命令セットを付属エディタですぐに使い始めることができます
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高速な動作をする中間言語処理インタプリタを搭載
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作ったプログラムやデータを一括してEXEファイル、スクリーンセーバーに変換できます
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作ったプログラムは自由に再配布が可能、ライセンス料も不要です
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拡張プラグイン・モジュールにより数多くの機能を追加可能です
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7年以上に渡る多くのユーザー資産と使用実績があります
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詳細なマニュアルとリファレンスヘルプシステムを装備
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プログラミング初心者にも敷居の低いシンプル設計と操作
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インタプリタならではの豊富なデバッグ支援システムを装備
HSPはあなたのアイデア次第で色々な場面で使用できます。
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ビジュアルノベルから本格的な3Dシューティングまで様々なジャンルのゲーム作成に
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デスクトップアクセサリ、スクリーンセーバーの作成に
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画面レイアウトの試作、画像データの変換などの即席ツールに
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プログラムランチャー、メニュー、CG集、音楽集などのメディアブラウザに
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その他、本格的なアプリケーションも開発可能です
●動作環境
Microsoft Windows 98 / Me
Microsoft Windows 2000、XP ( NT4.0以降を含む )
( Microsoft Windows 95 上で動作させるためには、InternetExplorer4.0以降がインストールされている必要があります。)
HSP3.0は32bitアプリケーションの動作するほぼすべてのWindowsで動作します。
640×480以上の解像度と、256色以上の表示が可能なディスプレイが必要
になります。必要なメモリ量は表示する画像サイズなどで変化します。
HSPは単体で動作します。それ以外のDLLやランタイムをインストール
する必要はありません。
●インストールとデモンストレーション
HSP3は、インストーラー付きのバージョンと圧縮ファイル版が用意されています。
インストーラーを起動するか、または任意のディレクトリにファイルを解凍する
ことで使用できるようになります。
HSPフルセットには、HSP3本体と、HSPスクリプトエディタ(HSED3.EXE)などのツール群、
このマニュアルなどのドキュメント類の他に、サンプルスクリプトとその
データが含まれています。
まず、「スタートメニュー」のプログラムグループから「Hot Soup Processor 3.0」→「サンプルデモ」
を起動させてみてください。HSPのサンプルデモが始まります。
(メニュー登録されていない場合は、展開されたディレクトリにある、HSP3DEMO.EXEを起動させてみてください。)
このデモは実際にHSPを使って動作しています。メニューから項目を選択
することで、色々なデモンストレーションを見ることができます。
また、サンプルデモのメニューで「サンプルスクリプトを見る」ボタンを押すことで、
HSPサンプルスクリプトを閲覧するための「サンプルビューアー」が起動します。
「サンプルビューアー」では、マウス操作だけで同梱のサンプルを選択して、
すぐに実行させることができます。
また、スクリプトエディタに指定したサンプルスクリプトを読み込ませることも可能です。
●HSP2からの変更点
HSP ver3.0は、以前までの仕様とプログラムを大幅に見直し、再構築したHSPの最新バージョンです。
ver2.61までに培われた親しみやすさ、習得のしやすさ、シンプルさといった資産を継承しながら、
より幅広い応用と汎用性を持たせた環境を提供すべく開発されています。
以前のバージョンからの変更点や移行のための手順は、
アップデートガイドを参照してください。
●HSPTVブラウザ
HSPTVブラウザを使用することにより、オンライン上のHSP情報、最新ソフトウェアを手軽に
ダウンロードして楽しむことができます。
「スタートメニュー」のプログラムグループから「Hot Soup Processor 3.0」→「HSPTVブラウザ」
を選択することで、HSPTVブラウザが起動されます。
(メニュー登録されていない場合は、展開されたディレクトリにある、HSPTV.EXEを起動させてみてください。)
HSPTVブラウザについての詳細は、HSPTVブラウザ マニュアルを参照してください。
●スクリプトエディタ
HSPスクリプトエディタ(HSED3.EXE)は、HSPのスクリプトを手軽に編集、実行
することができる専用のテキストエディタです。
スクリプトエディタの使用方法、スクリプトの詳細については、
プログラミングマニュアルをお読み下さい。
●HSPのサポート
このソフトはインターネット上のホームページでサポートを行なっています。
公式ページは、以下のURLです。
HSPについての最新情報、サンプル、掲示板、FAQをはじめ多くの情報が得られます。
是非アクセスしてみてください。
HSPTV ( HSPに関する情報、ユーザー支援など )
http://hsp.tv/
Hot Soup Processor Page ( HSP開発元 )
http://www.onionsoft.net/hsp/
HSPについてのご意見、不具合の情報、要望などいつでもお待ちしています。
電子メールはなるべくインターネットで以下のアドレスまでどうぞ。
頂いたメールには、すべて目を通しておりますが、返信や、要望の反映などについては作者がすぐに対応できないこともありますので、予めご了承下さい。
HSPについての一般的な質問や、スクリプトの作り方に関するご質問は、ネット上のFAQや、書籍などでも情報を提供していますので、まず調べてみることをお勧め致します。
e-mail : hsp@onionsoft.net
●HSPユーザーコミュニティ
●著作権、ライセンスについて
HSP開発システム(コードコンパイラ、中間コードフォーマット、axファイルフォーマットを含む)、及びそれに付属するマニュアルの著作権はonion softwareにあります。
onion softwareは本プログラムによって生じた、いかなる損害についても保証いたしません。自己の責任の範囲で使用してください。
Windows上で動作するHSP本体はフリーウエアです。無償による再配布は自由に行なってかまいません。
ただし、雑誌やCDなど他のメディアに掲載、紹介される場合は、onion softwareまで連絡をしてください。
HSPシステムを使って作られたアプリケーションは自由に通信、即売会、店頭などで展示、配布、販売をしてかまいません。ライセンス料は必要ありません。
また、onion softwareの著作権表示も、HSPを使っている旨を表示する義務もありません。
ユーザーがHSPを使って作ったオリジナルのアプリケーションに対してonion softwareが著作権を主張することはありません。
商用・非商用、同人ソフトなどでの使用も可能です。ただし、違法な行為には使用しないでください。
製作されたアプリケーションを商用ソフトとして運用することを検討されている方で、
著作権表示およびバイナリの形態について詳しくご質問やご要望のある方はメール
(onitama@onionsoft.net)にてご連絡下さい。
商利用に関するサポートなどの詳細をご案内させていただきます。
HSPを使用して作られた2次的な開発システム(ゲーム作成システム等)に関しては、そのシステムを作った作者の責任において運用して下さい。
この場合、2次的な開発システム上で作られたものは、HSPの著作、ライセンス規約は適用されません。
HSP開発システム及び言語仕様そのものを無断で商利用しないでください。最低限の経費を取って配布するのはかまいません。
HSP本体のコンパイル機能(hspcmp.dllの機能)は、商用、非商用を問わず無断で同梱・再配布などを行なわないでください。コンパイル機能を使用するソフトウェアを公開する場合は、入手先を明記するか、配布ライセンスについてメール(onitama@onionsoft.net)にてお問い合わせ下さい。
小学校、中学校、および高校の授業での利用および、クラブ活動での配布は商利用とみなしません。自由に使っていただいて構いません。マニュアル類の配布や改変もご自由にどうぞ。
HSPに付属するマニュアル、ドキュメント、ヘルプデータなどの文章は自由に引用、改編、再配布をすることができます。ただし、再配布の際にはオリジナルの文書入手元(http://www.onionsoft.net/hsp/)及び、著者名(ONION software/onitama)を必ず明示して下さい。
大学や専門学校、専修学校などでHSPを使った講習を行なう場合や、HSPを使った開発そのもののサポートなどに実費が伴う場合は、onion softwareまで連絡をしてください。
基本的に連絡を頂ければ、商利用を差し止めるようなことはありません。むしろ積極的に運用されることを願っています。
また、教材やカリキュラムについてのご相談もお受けしております。
HSPおよび周辺ツールは、Microsoft VisualStudio.NET 2003(C++7.1)によってコンパイルされています。
●作者より
HSPは他の言語と特に互換性があるわけでもないですし(ほとんどBASICですが)、
新しい言語体系をしているわけでもありません。
HSPが目指したものは、オールドスタイルなパソコンのシステムです。
昔のパソコンは現在のものと比べてメモリもCPUスピードも圧倒的に貧弱ですが、
スイッチを入れてすぐに使えるようになったし、BASICでRUNと打てばすぐに結果を見ることができました。
そんな手軽で気楽なシステムが現在のパソコンでは失われていっているような気がします。
ここには、オブジェクト指向など先端の言語仕様はありませんが、
思った順番に書いてもいい気軽さがあります。
そして、小規模な開発や初心者のプログラミング学習には、それもまた一つの道かなと思います。
HSPは決して万能なシステムではありません。もっと高度なことや大規模な開発をインタプリタでするのであれば、
C++やVisualBasic、Javaといった言語の方が向いているでしょう。
そんな高級な言語を使うまでもないちょっとした処理に、HSPが小回りをきかせられたらいいなぁ…と思うのです。
(おにたま)
●謝辞
HSP3及びHSPTVロゴデザインは、Senchaさんに作成して頂きました。
HSPスクリプトエディタ(hsed3.exe)は、Lonely Wolfさんのご協力により作成されています。
また、エディタエンジンとしてHyperPageProjectさんのFootyライブラリを使用しています。
COMオブジェクトの呼び出し及びイベント処理は、ちょくとさんに協力頂きソースの作成を行なっています。
HSP HELP BrowserはS.Programsさんが製作されたものを同梱させていただきました。
switch関連の標準マクロは、USKさん、NGND001さんが作成したものを使用させていただきました。
標準マクロ、_continue および _breakは、testさんが作成したものを使用させていただきました。
命令ヘルプの作成にあたり、yoshisさん、nakaさんにご協力いただきました。
また、初心者マニュアルのhtml化はJETさんにご協力いただきました。
WIN32API関連の定義ファイル(advapi32.as,comctl32.as,comdlg32.as,gdi32.as,kernel32.as,shell32.as,
user32.as,winmm.as)は、さくらさんが製作されたものを同梱させていただきました。
さくらさん(HSP-NEXT)のページでは、この他にもHSP3用の資料やTIPSなど役に立つ情報が多数掲載されています。
cgi関連のサンプル及びヘッダは、悠黒 喧史さんが製作されたものを同梱させていただきました。
tomさんにloadlib/llmod関連やWIN32APIについて参考になる助言を頂きました。
その他、HSP周辺ツール開発者ML(HSPDev-ML)の皆様及び、β版のテスト報告や、ご意見をお寄せいただいた多くの方々に感謝致します。
数学関連マクロ(hspmath.as)は、HSPWiKiにて公開されているものを同梱させて頂きました。
HSP3ユーティリティマクロ(hsp3util.as)は、HSPWiKi及び、ぷまさんが作成したものを同梱させて頂きました。