#const

マクロ名の定数定義

#const マクロ名 定数式

解説

指定されたマクロ名に置換え数値を設定します。
#defineと同様ですが、 #constは定数(数値)の置き換えを行なう場合にあらかじめ計算を行なった結果を置き換えます。

例 :
	#const KAZU 100+50
	a=KAZU
		↓(展開後)
	a=150

あらかじめソース内で使用する値が確定している場合、ソースの高速化に有効です。すでに定義されているマクロを含めることも可能なので、

例 :
	#const ALL 50
	#const KAZU 100*ALL
	a=KAZU
		↓(展開後)
	a=5000

のように使用することができます。
計算式は、整数及び実数を使用することができます。
演算子および数値の記述スタイルは、通常の式と同様のものが使えます。カッコによる順位の指定も可能です。

#const命令の直後に「global」を入れることで、すべてのモジュールで永続的に利用することのできるマクロを作成することができます。

例 :
	#module
	#const global test 1234
	#global
	a=test   ; aに1234が代入される

通常は、モジュール内で#constを定義した場合には、それ以外のモジュールおよびグローバルなエリアでは、同じ名前は認識されません。
global指定を入れることで、それ以降のすべての場所で定義した名前をマクロで置き換えることができるようになります。

#const命令の直後に「double」を入れることで、 定義されている数値が強制的に実数と認識されます。
この指定を行なわなかった場合には、小数点以下の値があるかどうかによって、整数と実数が自動的に判別されます。

関連項目

#define新規マクロを登録する

サンプル逆引き (7)

meshmap5.hsp
meshmap6.hsp
meshmap7.hsp
xsample_amano.hsp
xsample_Astro.hsp
xsample_shiraho.hsp
xsample_verge.hsp

情報

バージョン3.3
作成日2010/01/05
著作者onitama
URLhttp://hsp.tv/
備考ver3.3標準命令
タイプ内蔵命令
グループプリプロセッサ命令
対応環境
  • Windows 版 HSP
  • コマンドライン版 HSP
  • HSPLet
hs ファイルhsphelp\i_prep.hs