bar_Init

HSPBARを初期化します

bar_Init p1,p2,p3

p1	: 検出精度を優先するか	(0=しない, 1=する)
p2	: 回転して試すか	(0=しない, 1=する)
p3	: 読み取り想定のバーコードのフォーマット(BarcodeFormat)

(プラグイン / モジュール : hspdsc.dll)

解説

p1 には 検出精度を優先するかを指定します。優先すると速度が遅くなります。
p2 には 回転して試すかを指定します。回転状態の検出精度が向上します。
p3 には 読み取り対象のバーコードのフォーマットを指定します。(BarcodeFormat を参照)
HSPBARは多数のバーコードのフォーマットに対応していますが、すべてのフォーマットを指定すると検出速度低下や誤検出が発生します。
なので、使用が想定されるバーコードのフォーマットのみを指定することをお勧めします。

この命令の終了時には stat に バーコード操作インデックス値 が返ります。
このバーコード操作インデックス値はHSPBAR操作時に使用します。

なお、本関数は初期化を行いますが、複数回実行可能です。
実行するたびにstatに異なるバーコード操作インデックス値が返ります。

サンプル

	// バーコード読み取り初期化
	bar_Init 1, 1, BarcodeFormat_Default	// JANコードとQRコードに対応
						// JANコード だけなら BarcodeFormat_JAN
						// QRコードだけなら BarcodeFormat_QRCode を指定する
	nIndex = stat	// バーコード操作インデックス値

関連項目

BarcodeFormatバーコード形式を指定するための定義値(hspdsc.dll)
bar_ReadバーコードやQRコードが含まれる画像を読み取り、解析結果を返します(hspdsc.dll)
bar_UnInitHSPBARを解放します(hspdsc.dll)

サンプル逆引き (4)

(HSP3) sample8 [Webカメラ版 バーコード・QRコード読み取り].hsp
(HSP3) sample8 [Webカメラ版 バーコード・QRコード読み取り]_x64.hsp
(HSP3) sample9 [ファイル読み込み版 バーコード・QRコード読み取り].hsp
(HSP3) sample9 [ファイル読み込み版 バーコード・QRコード読み取り]_x64.hsp

情報

プラグイン / モジュールhspdsc.dll
バージョン2.13
作成日2021/6/13
著作者イノビア(inovia)
URLhttps://hsp.moe/
備考HSP向け DirectShow キャプチャプラグイン

【32bit版ランタイムの場合】
hspdsc.asをインクルード
バーコードを使用する場合はhspbar.asをインクルード

【64bit版ランタイムの場合】
hsp3_64.asをインクルード
hspdsc64.asをインクルード
バーコードを使用する場合はhspbar64.asをインクルード
グループhspbar.dll
対応環境
  • その他 : Windows 7 以降、DirectX 11以上
移植のヒントWindows
hs ファイルhsphelp\hspdsc.hs