EnterSynchronizationBarrier

呼び出し側スレッドを同期バリアで待機させ、最大数のスレッドがバリアに入るまで待つ。

EnterSynchronizationBarrier lpBarrier, dwFlags

lpBarrier : [var] 初期化された同期バリアへのポインタ。バリアを初期化するには InitializeSynchronizationBarrier 関数を使用する。SYNCHRONIZATION_BARRIER は不透明な構造体で、アプリケーションから変更してはならない。
dwFlags : [int] このバリアに入るスレッドの動作を制御するフラグ。このパラメータには次の値の 1 つ以上を指定できる。

(プラグイン / モジュール : kernel32.dll)

解説

呼び出し側スレッドを同期バリアで待機させ、最大数のスレッドがバリアに入るまで待つ。

[戻り値]
バリアにシグナルした最後のスレッドに対しては TRUE。最後のスレッドの前にバリアにシグナルしたスレッドは FALSE
の戻り値を受け取る。

[備考]

同期バリアに入るスレッドのデフォルトの動作は、バリアの最大スピンカウントに達するまでスピンし、その後ブロックすることである。これにより、最後のスレッドが比較的短時間でバリアに入る場合、スレッドが速やかに再開できる。ただし、最後のスレッドの到着に比較的時間がかかる場合、既にバリアに入っているスレッドはブロックし、待機中にプロセッサ時間を消費しないようにする。スレッドは
SYNCHRONIZATION_BARRIER_FLAGS_BLOCK_ONLY または
SYNCHRONIZATION_BARRIER_FLAGS_SPIN_ONLY
を指定してバリアのデフォルト動作を上書きできる。ただし、これらのフラグの使用は性能に影響する可能性があることに留意する。無期限のスピンはプロセッサが他のスレッドを処理するのを妨げ、早すぎるブロックはスレッドをプロセッサからスワップアウトし、ブロック解除時にスレッドを起こし、再びプロセッサ上にスワップインするオーバーヘッドを伴う。一般的に、バリアにスレッドを管理させ、性能テストでアプリケーションがこれらのフラグから恩恵を受けることが示された場合にのみ使用する方がよい。

情報

プラグイン / モジュールkernel32.dll
バージョン1.0
作成日2026/04/16
著作者IronHSP / CsWin32 bridge
URLhttps://github.com/inovia/IronHSP
備考Win32 API の kernel32.dll 関数群。CsWin32 + win32metadata から自動生成。
hsp3net 専用 (intptr / NSTRUCT / wstr を使用)。
タイプ拡張命令
グループWin32API
対応環境
  • Windows 版 HSP
hs ファイルhsphelp\win32_kernel32_gen2.hs