モジュール型変数の作成
newmod p1,p2,p3...
p1 : 変数名 p2 : モジュール名 p3... : 初期化パラメーター
p1で指定した変数をモジュール型として要素の追加を行ないます。 p1の変数がモジュール型でない場合は、モジュール型として初期化されます。 すでにモジュール型の場合は、配列変数として新しい要素を追加していきます。 p2ですでに登録されているモジュール名を指定し、p3以降に初期化パラメータ ーを指定することができます。 モジュール変数は、複数の変数やデータをまとめて管理することができる新し いデータ格納方法を提供します。 例 : #module a x,y,z 上の例では、aというモジュールにx,y,zという3つの変数を持たせています。 aというモジュールの型を持つ変数は、x,y,zという変数すべてを内包したもの になり、モジュール処理命令(#modfunc)で扱うことが可能になります。 例 : newmod v,a 上の例では、モジュール「a」のための変数vを初期化します。 これで変数vには、モジュール「a」 が持つモジュール変数x,y,zという内容が 丸ごと格納されることになります。 モジュールごとに初期化のための命令(#modinit)を用意している場合は、p3以 降のパラメーターが初期化命令に渡されます。 例 : #module a x,y,z #modinit int p1,int p2,int p3 x=p1:y=p2:z=p3 return #global newmod v,a,1,2,3 モジュール型の変数は、setmod命令やdelmod命令で要素の操作を行なうことが できるほか、 foreach命令などとともに複雑なデータを簡潔に処理することが できるようになります。
#modfunc | 新規命令を割り当てる |
#modinit | モジュール初期化処理の登録 |
#modterm | モジュール解放処理の登録 |
setmod | モジュール型変数の再設定 |
delmod | モジュール型変数の要素削除 |
foreach | 変数の要素数だけ繰り返す |
バージョン | 3.0 |
作成日 | 2004/10/12 |
著作者 | onitama |
URL | http://www.onionsoft.net/ |
備考 | ver3.0標準命令 |
タイプ | 内蔵命令 |
グループ | メモリ管理命令 |
hs ファイル | hsphelp\i_mem.hs |