es_buffer

VRAMイメージ転送

es_buffer p1,p2,p3,p4,p5

p1=オフスクリーンバッファID(0~63)
p2=属性スイッチ(0~2)
p3=透明色(パレットモード時:-1~255、ハイカラー以上:-1~$ffffff)
p4=パレットモード時の転送方法(0~2)
p5=テクスチャ使用フラグ(0~1)

(プラグイン / モジュール : hspdxfix)

解説

属性スイッチ=0 : オフスクリーンバッファをVRAMに取る、
                 失敗した場合は、メインメモリに取る
属性スイッチ=1 : オフスクリーンバッファをメインメモリに取る
属性スイッチ=2 : オフスクリーンバッファをVRAMに取る

p4=0 : バッファ転送時にパレットを更新する
p4=1 : パレットを更新しない
p4=2 : DirectX側のパレットに色を合わせて転送する

現在gsel命令で選択されているHSPのバッファ内容を、DirectXのオフスクリー
ンバッファにすべて転送します。
この時、パレットも読み出されDirectX側のパレットに転送されます。
オフスクリーンバッファに転送できる最大画像サイズは、グラフィックボード
によって異なり、主に

1.縦横ともに画面解像度以上のサイズで作成できる
2.横は画面解像度と同サイズまで、縦はそれ以上のサイズで作成できる
3.縦横ともに画面解像度と同サイズまで

の3通りとなっています。

p3にはes_copy命令などで透明色として使う色を指定します。
パレットモードでは0~255までのパレット番号を直接指定するほかに、-1を指
定することで完全な黒(RGB=0) でパレット番号が一番若いパレットを自動的に
透明色に設定します。
ハイカラー以上では透明色に指定するRGB値を $rrggbbの16進数6桁で設定しま
す。たとえば、$00ff00と指定することでRGB=(0,255,0)の色が透明色になりま
す。 -1を指定した場合、(0,0)のドットの色を読み取り、透明色に設定されま
す。

HSP側のバッファは、DirectXがパレットモードの時は同じくパレットモードで
初期化されていないと正常に転送されませんが、ハイカラー以上の場合はパレ
ット・フルカラーモードどちらでも転送されます。
オフスクリーンバッファへの転送が成功した場合には、システム変数statの値
は0になります。転送に失敗すると、statの値は1になります。転送に失敗する
場合は、転送する画像が大きすぎるか、VRAMの容量が足りないことなどが考え
られます。自分の環境では動作していても、別のマシンではエラーになる可能
性がありますので、スクリプト側でチェックをするように心がけてください。

すでに転送済みのオフスクリーンバッファIDを指定した場合には、一度その内
容が削除され、新しいものに上書きされます。

p5に0を指定することで、 このバッファをテクスチャとして使用しないように
できます。 そうすると、このバッファに対してes_excopy命令でコピーを行う
ことができなくなりますが、DirectDrawでの描画を行う場合にパフォーマンス
が大きく低下するのを防げます。

バッファをテクスチャとして使用する場合、 グラフィックボードによっては
256ドットを越える画像や、サイズが2の累乗でない画像を転送できない物があ
ります。なるべく多くの環境で正常に動作することを期待するのであれば、こ
れらを守る必要があります。

サンプル

buffer 3,640,480,1
picload "test.bmp"
es_buffer 0

サンプル逆引き (5)

TEST1.hsp
TEST2.hsp
TEST3.hsp
TEST4.hsp
TEST5.hsp

情報

プラグイン / モジュールhspdxfix
バージョン0.19c
作成日2007/06/19
著作者Sinagawa(original by onitama)
URLhttp://www.onionsoft.net/
備考当プラグインに関する質問、要望などはSinagawaへお願いします。
URL->http://www.hspdx.net/
Mail->s@hspdx.net
タイプ拡張命令
グループ拡張画面制御命令
hs ファイルhsphelp\hspdx.hs