ll_type

引数のタイプを設定(小文字でも大文字でも良い)

ll_type "s1",n2

s1 : 引数のタイプを示した文字列変数、又は文字列
n2 : HSP用プラグインを使うときのオプション

解説

ll_funcで設定する関数の引数のタイプを設定します。
引数のタイプは以下の通りです。

N:数値型,またはll_retで取得した返り値を使うとき
S(Z):文字列型
P:ポインタ型
V:引数無し
A:これ以降の引数のタイプをチェックしない

Aはsprintfなどの引数の数が決まっていないときに使ってください。
大文字小文字は関係ありません。
見やすくするためにスペースを途中に入れることもできます。
それ以外の文字はll_call使用時にエラーになります。

※ll_typeを使うとll_n, ll_s, ll_z, ll_pでセットした値は全てリセットされます


n2はll_dll,ll_func,ll_type,ll_callなどでHSP用プラグインを使うときの
オプションです。
HSP用のプラグインの引数には特殊な値が使われることもあるため、
そのままではloadlib.dllで使えないこともあります。また、関数名も
_***@16の様に書かなければならず、見た目もよくありません。
このオプションはこれを解消するためのものです。
ここには各プラグインのヘッダーで書かれている数値を入れます。
例えばヘッダーに
	#func ll_z ll_z 6	;関数のタイプは6
と書いてあった場合、
	ll_func "ll_z"		;オプションを付けないときは ll_func "_ll_z@16"
	ll_type "Z",6		;オプションを付けないときは ll_type "PZ"
	ll_z "test"		;オプションを付けないときは ll_p bmscr : ll_z "test"
	ll_call
という感じになります。
ただし、関数のタイプが0の場合は、p2は0x100($100)にして下さい。

サンプル

	type = "SSNP"
	; 0番目の引数は文字列型, 1番目の引数も文字列型,
	; 2番目の引数は数値型, 3番目の引数はポインタ型
	ll_type type

	type = "V"
	; 引数無し
	ll_type type

	ll_type "psa"
	; 0番目の引数はポインタ型, 1番目の引数は文字列型,
	; 2番目以降の引数のタイプはチェックしない

関連項目

ll_dlldllの名前を設定
ll_func関数名を設定
ll_ret呼び出した関数の返り値を取得
ll_n数値引数の設定
ll_s文字列引数の設定
ll_z文字列引数の設定(2)
ll_pポインタ引数の設定

情報

バージョン2.61
作成日2004/03/01
著作者tom
URLhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~diamond/hsp/hsp2file.htm
備考ver2.61標準命令
タイプ内蔵命令
グループOSシステム制御命令
hs ファイルhsphelp\loadlib.hs