リファレンス 12 ドキュメント 2 サンプル 18
標準機能 270 d3module 29 hgimg3 224 hsp3util 17 hspcmp 21 hspcv 30 hspda 27 hspdb 8 hspdxfix 75 hspext 58 hspinet 29 hspsock 12

hspinet

Version 3.1 Date 2005/06/28 Author onitama

拡張入出力制御命令

filecrc
ファイルのCRC32を取得
指定されたファイルのCRC32を求めてp1の変数に代入します。 CRC32は、ファイルの内容をもとに算出された32bitの数値です。 ファイル内容のチェックなどに使用することができます。
filemd5
ファイルのMD5を取得
指定されたファイルのMD5を求めてp1の変数に代入します。 MD5値は、文字列型で「f96b697d7cb7938d525a2f31aaf161d0」のような 32文字の16進数として表現されます。 MD5値は、ファイルの内容を一意に表わすハッシュ値として使用する ことができます。
ftpclose
FTPセッションの終了
ftpopen命令で開始されたセッションを終了させます。
ftpcmd
FTPコマンドの実行
p1で指定されたFTPコマンドを実行します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから 使用してください。
ftpdelete
FTPファイル削除
ftpサーバー上のファイルを削除します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから 使用してください。
ftpdir
FTPディレクトリ移動
p1で指定した変数に、ftpサーバー上のカレントディレクトリ名 を文字列データとして代入します。 p2にディレクトリ名を指定した場合には、その場所へ移動を行ないます。 p2の指定を省略した場合には、ディレクトリ移動は行なわれません。
ftpdirlist
FTPディレクトリリスト取得1
ftpサーバー上のカレントディレクトリにあるファイルリストを 取得するためのリクエストを行ないます。実際のファイルリストは、 ftpdirlist2命令で行ないます。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。
ftpdirlist2
FTPディレクトリリスト取得2
この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始し、 ftpdirlist命令によりファイルリスト取得が終了した後で使用してください。 以下は、ファイルリスト取得するまでの例です。
ftpget
FTPファイル取得
ftpサーバー上のファイルを取得します。 p1でサーバー上のファイル名を指定します。 p2でダウンロードして作成されるファイル名を指定します。 p2の指定を省略または""にした場合は、p1と同じ名前が使用 されます。 p3で転送モードを指定します。
ftpmkdir
FTPディレクトリの作成
p1で指定されたディレクトリを作成します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから 使用してください。
ftpopen
FTPセッションの開始
ftpサーバーに接続してセッションを開始します。 p1にサーバーのアドレス、p2にユーザー名、p3にパスワードを 指定してftpに接続します。 p4パラメーターでポート番号を指定することができます。 p4の指定を省略した場合は、標準のポート番号が使用されます。
ftpput
FTPファイル送信
ftpサーバー上にファイルを送信します。 p1でサーバー上に作成するファイル名を指定します。 p2でローカルから送信されるファイル名を指定します。 p2の指定を省略または""にした場合は、p1と同じ名前が使用 されます。 p3で転送モードを指定します。
ftprename
FTPファイル名前変更
ftpサーバー上のファイル名を変更します。 p1で変更元のファイル名を、p2で新しいファイル名を指定します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。
ftpresult
FTP処理結果文字列の取得
ftp関連命令による処理に対するサーバーの返信メッセージを 取得して、p1に指定された変数に代入します。 p1の変数には、文字列データとして代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから 使用してください。
ftprmdir
FTPディレクトリの削除
p1で指定されたディレクトリを削除します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから 使用してください。
netagent
エージェントの設定
http接続の際にサーバーに渡されるエージェント情報の文字列を 設定します。"AgentName"で指定したエージェント名が設定されます。 空の文字列("")を指定した場合には、デフォルトの設定になります。
netdlname
ダウンロード名の設定
ファイルを取得する際のファイル名を設定します。 netdlname命令によってファイル名を設定していない場合は、 httpリクエストを行なったファイル名が使用されます。 netdlname命令に、空の文字列("")を指定した場合も、 httpリクエストを行なったファイル名が使用されます。
neterror
ネットエラー文字列の取得
エラー発生時の詳細を示す文字列を取得します。 p1で指定した変数に、文字列として代入されます。
netexec
最小単位の処理を実行
最小単位の処理を実行します。 サーバーからの応答待ちや、ダウンロード中など時間のかかる処理を 細かい単位で実行します。 メインプログラムでは、await命令などで細かく待ち時間(ウェイト)を 取りながらnetexec命令を呼び出す必要があります。
netfileinfo
httpファイル情報取得
httpサーバー上にあるファイル情報を取得します。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく 必要があります。 取得に成功すると、システム変数statの値が0となり、p1で指定した 変数に文字列型でサーバーが返した情報文字列が代入されます。
netheader
ヘッダ文字列の設定
http接続の際にサーバーに渡されるヘッダ文字列を設定します。 空の文字列("")を指定した場合には、無設定になります。 ヘッダ文字列は、通常設定する必要ありませんが、何からの 付加情報や動作設定を行なう場合に使用することができます。
netinit
ネット接続の初期化
Wininet.dllの初期化を行ないます。 net~で始まる命令を使用する際には、最初に1回だけ必ず実行する 必要があります。実行後に結果がシステム変数statに格納されます。 0ならば正常終了、それ以外はエラーが発生したことを示しています。
netload
httpファイル取得
httpリクエストを行ないます。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく 必要があります。 netload命令は、ファイルの取得が終了するまで、処理を中断します。
netmode
モードの取得
現在の処理モードを取得します。 p1で指定された変数にモード値が代入されます。 モード値の内容は以下の通りです。 httpリクエストは、INET_MODE_READYの状態で発行するように してください。
netproxy
プロキシの設定
http接続の際に使用されるプロキシ(代理)サーバーを設定します。 "ServerName"で、プロキシサーバー名を設定します。 空の文字列("")を指定した場合には、プロキシは設定されません。 p1でhttpが使用するプロキシサーバーのポート番号を指定します。
netrequest
httpリクエスト発行
httpリクエストを行ないます。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。 netrequest命令でhttpリクエストを発行した後は、netexec命令 により受信処理をスクリプト側で行なう必要があります。
netsize
ファイル受信サイズの取得
netrequest命令で発行されたhttpリクエストに対するファイル がどれだけのサイズを受信したかを取得します。 p1で指定された変数にファイル受信サイズが代入されます。 ファイル受信サイズは、netexec命令で受信が行なわれた内容を 調べるためのものです。
netterm
ネット接続の終了
Wininet.dllの終了処理を行ないます。 通常、この命令はプログラム終了時に自動的に呼び出されるため、 特にスクリプトに記述する必要はありません。
neturl
URLの設定
httpリクエストを行なうURLを設定します。 URLは、ファイル名を除いた形でスキーム名を含めて設定する 必要があります。