リファレンス 31 ドキュメント 7 サンプル 26
標準機能 321 Artlet2D 55 d3module 29 form_decode 1 getenv 1 hgimg3 245 hsedsdk 36 hsp3imp 4 hsp3util 17 hspcmp 21 hspcv 31 hspda 27 hspdb 8 hspdxfix 75 hspext 58 hspinet 53 hspmath 41 hspsock 12 hsptv 2 hspusbio 6 llmod3 80 mod_fontdlg 1 mod_img 1 mod_joystick 2 mod_menu 3 mod_picfont 2 mod_regexp 4 mod_rss 1 obaq 51 obj 4 SQLele 18

llmod3

Version 3.2 Date 2009/08/01 Author tom

目次 (7 グループ / 80 ページ)

OSシステム制御命令 4
その他の命令 2
オブジェクト制御命令 35
メモリ管理命令 1
命令概要 17
拡張入出力制御命令 17
文字列操作命令 4

OSシステム制御命令

_makewnd
WinAPIのCreateWindowAを呼び出す
v1に代入されたパラメータを使用してCreateWindowAを呼び出します。 v1にはx座標, y座標, 幅, 高さ, スタイル, 親ウィンドウのハンドル, dwExStyleの順にパラメータを代入します。 s2は作成するウィンドウのクラス名です。
ss_chgpwd
Windows標準のパスワード変更ダイアログ
Windows標準のパスワード変更ダイアログを呼び出します。
ss_chkpwd
Windows標準のパスワードチェックダイアログ
Windows標準のパスワードチェックダイアログを呼び出します。 ただし、コントロールパネルの'画面のプロパティ'で'パスワードによる保護'がチェックされている場合のみです。
ss_running
スクリーンセーバーが作動しているかシステムに知らせる
スクリーンセーバーが作動しているかシステム(Windows)に知らせます。 n1に1を代入すると、システム(Windows)にスクリーンセーバーが作動中であることを知らせます。 n1に0を代入すると、スクリーンセーバーは作動してない、とシステムに知らせます。

その他の命令

verinfo
バージョン情報取得
s1で指定したファイルから、バージョン情報を取得します。 s1にはdllやexeなどのバイナリファイルを指定します。 refstrにバージョン情報が代入されます。 16bitファイルからはバージョンを取得できません。 エラーが起きた場合はstatに1が代入されます。
winver
Windowsのバージョン取得
ウィンドウズのバージョンを取得します。 変数には以下の値が入ります。

オブジェクト制御命令

_clrobj
llmod3のモジュールで作成したオブジェクトを消去する
llmod3のモジュールで作成したlistview,progbox,trackbox,treebox,udbtnなどのオブジェクトを消去します。 ※llmod3で作成したオブジェクトはHSP標準命令のcls、screenなどで消去されません。
_cls
llmod3のモジュールで作成したものを含む全てのオブジェクトを消去する
llmod3のモジュールで作成したlistview,progbox,trackbox,treebox,udbtnなどのオブジェクトとHSP標準命令で作成したオブジェクトを全て消去します。 n1は_clsの内部で呼び出されているHSP標準命令のclsに渡すパラメータとして使用されます。
_objsel
llmod3のモジュールで作成したオブジェクトをアクティブにする
n1に指定したオブジェクトをアクティブにします。 n1を-1にすると現在アクティブになっているオブジェクトのIDを statに代入します。
btnimg
buttonに画像を貼りつける
buttonに画像を貼りつけます。
getobjsize
オブジェクトのサイズと位置取得
オブジェクトのサイズと位置を取得します。 n2にはbuttonやlistviewなどのIDを代入します。 v1にはオブジェクトのサイズ、位置が以下のように代入されます。
listadd
リストビューにアイテムを追加
リストビューのn1番目の位置にアイテムをつけ加えます。 n3には何番目の欄に追加するかを指定するインデックス、n4にはアイコン番号、n5にはアイテムの状態を入れます。 欄への追加は、listaddclで欄を追加しているときのみ有効です。
listaddcl
リストビューに欄を追加
欄を追加します。 n3を省略したときのデフォルト値は100です。
listdel
リストビューのアイテムを消去
n1番目のアイテムを消去します。 n1を-1にすると全てのアイテムを消去します。
listdelcl
欄を消去
n1番目の欄を消去します。
listget
リストビューのアイテムを取得
主にアイテムのインデックスを取得します。 n3で以下の値を代入すると取得するものが変わってきます。
listhit
マウスの下にあるアイテムを取得
マウスの下にあるアイテムのインデックスを取得します。 statにマウスの下にあるアイテムのインデックスが代入されます。 マウスの下にアイテムが無ければ-1が代入されます。
listicon
リストビューのアイコンを設定
リストビューのアイテムのアイコンを設定します。 アイコンをセットするには、imgモジュールが必要です。 ※必ず、listview.hspより先にimg.hspをインクルードしてください。
listmax
リストビューのアイテムの数を取得
リストビュー内のアイテムの数を取得します。 n2を1にするとリストビュー内に完全に見えているアイテムの数を取得します。
listsel
リストビューのアイテムを選択
n1番目のアイテムを選択します。 n2を-1にすると選択状態を解除します。 n2を省略するとフォーカスをあわせて、選択状態にします。
listview
リストビューの作成
リストビューを作成します。 リストビューは、Explorerの右側にある様なオブジェクトです。 この命令を呼び出した後、statにリストビューのIDが代入されます。 スタイル スタイルは以下の値を足して、複数のスタイルを指定することができます。
msgdlg
拡張dialog(type 0~3 )
HSPのdialog命令の拡張版です。
multiopen
複数のファイル名を取得
HSPのdialog(type 16,17)で複数のファイルを選択できるようにしたものです。 multiopen呼び出し時に、v1.0,v1.1にそれぞれv1,v2のサイズを代入しておきます。 v2には例のような形式でフィルタを代入します。
objgray
オブジェクトの使用可、不可設定
buttonなどのオブジェクトを使用可にしたり、不可にしたりします。 n1にはbuttonやlistviewなどのIDを代入します。 n2を0にするとオブジェクトを使用できない状態にし、1にすると使用できる状態にします。 n2を-1にするとそのオブジェクトが使用可か不可かを調べます。
progrng
プログレスボックスの範囲を設定
プログレスボックスの範囲の設定をします。 設定できる値は、最小値が0以上、最大値は65535以下です。 n3に1を代入すると最大値が$ffffffffまでになります。ただしこの設定はcomctl32.dllのバージョンが4.70以上でなければ無効です。
progset
プログレスボックスの各設定
プログレスボックスの各設定を行います。 セットするタイプは以下の通りです。
resizeobj
オブジェクトのサイズ変更
オブジェクトn1のサイズを変更します。 v2には幅、高さ、x座標,y座表の順に代入しておきます。 n3を1にすると位置を変えずにサイズだけ変更します。 n3を2にするとサイズを変えずに位置だけ変更します。
sel_listview
操作するリストビューを選択
この命令使用後はn1で指定したリストビューに対して各操作を行います。 リストビュー新規に作成すると、自動的にそのリストビューが各操作の対象になります。 複数のリストビューを作成したときは、この命令で操作するリストビューを選択してください。
sel_progbox
操作するプログレスボックスを選択
この命令使用後はn1で指定したプログレスボックスに対して各操作を行います。 プログレスボックス新規に作成すると、自動的にそのプログレスボックスが各操作の対象になります。 複数のプログレスボックスを作成したときは、この命令で操作するプログレスボックスを選択してください。
sel_treebox
操作するツリーボックスを選択
この命令使用後はn1で指定したツリーボックスに対して各操作を行います。 新規にツリーボックスを作成すると、自動的にそのツリーボックスが各操作の対象になります。 複数のツリーボックスを作成したときは、この命令で操作するツリーボックスを選択してください。
strtoint
文字列を数値に変換
文字列を数値に変換します。
tooltip
ツールチップを付ける
オブジェクトにツールチップを付けます。 ツールチップとはマウスカーソルがbuttonなどのオブジェクト上で一定時間停止したときに現れる小さなウィンドウです。
treeadd
treeboxにアイテムを追加
ツリーボックスにn1を親にしてアイテムを加えます。 n1に0を代入すると一番目のアイテムになります。 n3にはどのようにアイテムを追加するか、n4には収縮している時のアイコン番号(0から)、n5には展開しているときのアイコン番号(0から)を入れます。
treebox
treeboxの作成
ツリーボックスを作成します。 ツリーボックスとはエクスプローラーの左側にあるようなものです。 スタイルは以下の値を組み合わせて使うことができます。
treedel
ツリーボックスのアイテムを消去
n1で指定したアイテムを消去します。
treeget
ツリーボックスの各情報を取得
主にアイテムのIDを取得します。 n2で以下の値を代入すると取得するものが変わってきます。
treehit
マウスの下にあるアイテムを取得
マウスの下にあるアイテムのIDを取得します。 statにマウスの下にあるアイテムのIDが代入されます。 マウスの下にアイテムが無ければ0が代入されます。
treeicon
ツリーボックスのアイコンを設定
ツリーボックスのアイテムのアイコンを設定します。 アイコンをセットするには、imgモジュールが必要です。 ※必ず、treebox.hspより先にimg.hspをインクルードしてください。 この命令実行後にstatにセットしたアイコンについての情報が入った特別な値が返されます。
treemax
ツリーボックスのアイテムの数を取得
ツリーボックス内のアイテムの数を取得します。 n2を1にするとツリーボックス内に完全に見えているアイテムの数を取得します。
treesel
ツリーボックスのアイテムを選択
n1で指定したアイテムを選択します。 n2に$10を足すとアイテムが子をもっているとき、そのアイテムを収縮します。 n2に$20を足すとアイテムが子をもっているとき、そのアイテムを展開します。
treesort
ツリーボックスのアイテムをソート
n1で指定したアイテムの子をソートします。 n1を省略するとトップのアイテムをソートします。

メモリ管理命令

getptr
変数のポインタを取得する
変数v2のポインタを取得し、変数v1に代入します。 取得したポインタはdllへ渡すパラメータなどに使用できます。

命令概要

console
コンソールウィンドウを作成
コンソールウィンドウを作成します。
console_color
コンソールのテキストの色設定
コンソールに表示する文字列の色を設定します。 n1は以下の値を組み合わせて使います。1+4だと紫になります。 1+4+8で明るい紫になります。
console_end
コンソールウィンドウを閉じる
コンソールウィンドウを閉じます。
console_pos
コンソールの文字表示位置設定
文字列を表示する座標を設定します。
dd_accept
ドラッグ&ドロップをできるようにする
n3で指定したウィンドウにドラッグ&ドロップ(以下D&D)をできるようにします。 ただし、ウィンドウID 1は設定できません。 dd_acceptを実行した後、ウィンドウにファイルがD&Dされるとv1で指定した変数にD&Dされたファイル名が入ります。
gets
コンソールから文字列を読み込む
コンソールから文字列を取得します。 n2を省略したときの値は63です。
puts
コンソールに文字列を書き込む
コンソールに文字列を表示します。 (putzを使うとv1に直接文字列を使用することができます。
sel_trackbox
操作するトラックボックスを選択
この命令使用後はn1で指定したトラックボックスに対して各操作を行います。 トラックボックス新規に作成すると、自動的にそのトラックボックスが各操作の対象になります。 複数のトラックボックスを作成したときは、この命令で操作するトラックボックスを選択してください。
sel_udbtn
操作するアップダウンボタンの選択
この命令使用後はn1で指定したアップダウンボタンに対して各操作を行います。 アップダウンボタン新規に作成すると、自動的にそのアップダウンボタンが各操作の対象になります。 複数のアップダウンボタンを作成したときは、この命令で操作するアップダウンボックスを選択してください。
trackbox
トラックボックスの作成
トラックボックスを作成します。 トラックボックスとはつまみを持ったオブジェクトです。 決まった選択範囲の中から数値を得たいときなどに使うのに便利です。 この命令を呼び出した後、statにトラックボックスのIDが代入されます。
trackmrk
トラックボックスの目盛りの設定と取得
トラックボックスの目盛りの位置を設定、取得します。 n2の値 機能 0 n1で指定した位置に目盛りを付けます。 1 付けられている目盛りの数を取得します。 2 間隔をn1で指定した値にして目盛り付けます。
trackpos
トラックボックスのつまみの位置の設定と取得
トラックボックスのつまみの位置を設定します。 n2を1にするとつまみの位置を取得します。 この命令を呼び出した後のstatの値 n2を1にするとstatにつまみの位置が代入されます。 それ以外はstatは0になります。
trackrng
トラックボックスの範囲の設定と取得
トラックボックスの範囲を設定、取得します。 n3を1にすると設定範囲の値を取得します。 この命令を呼び出した後のstatの値 n3を1にして、n1を1にするとtrackboxの最小位置、n2を1にすると最大位置がstatに代入されます。 それ以外はstatは0になります。
tracksel
トラックボックスの選択範囲の設定と取得
トラックボックスの選択範囲を設定、取得します。 ただし、トラックボックス作成時に'つまみの部分に選択領域を付ける'($20)という スタイルを指定している場合に限ります。 n3を0にするとn1-n2の範囲を選択します。 n3を1にすると開始位置(n1の値)のみをセットします。
udbtn
アップダウンボタンの作成
アップダウンボタンを作成します。 アップダウンボタンとは矢印ボタンを持ったオブジェクトです。 input等の入力ボックスから数値を得たいときなどに使うと便利です。 (一応button等にも付けることはできます。) n4にはbuttonなどのオブジェクトのIDを入れます。
udget
アップダウンボタンの各種情報の取得
アップダウンボタンの各種情報を取得します。 取得するものはn1の値によって異なります。 各情報はstatに代入されます。 n1の値 0 アップダウンボタンの相手を取得します。 1 アップダウンボタンの範囲を取得します。
udset
アップダウンボタンの設定
アップダウンボタンの設定をします。 設定するものはn1の値によって異なります。 n1の値 0 アップダウンボタンの相手を設定します。 n2にオブジェクトのIDを指定します。 1 アップダウンボタンの範囲を設定します。

拡張入出力制御命令

about
プログラムのバージョンを表示するダイアログを作成
プログラムのバージョンを表示する時などに使われるダイアログを表示します。 アプリケーション名s1を"my.exeのバージョン情報#my.exe ver 1.00" のように#で区切ると'Microsoft my.exe ver 1.00'という表示が加わります。
dd_reject
ドラッグ&ドロップをできないようにする
ドラッグ&ドロップをできないようにします。 dd_acceptを実行していない場合には効果がありません。 n2を1にするともう一度ドラッグ&ドロップをできるようにします。
dllproc
外部dllの関数を呼び出す
n4に指定したdll内のs1の関数を使用します。 関数の返り値はシステム変数statに代入されます。 llmod3内では主用なdllがロードされていて、そのdllを使用する場合はn4に以下の数値を使用できます。
draw_icon
アイコンの描画
n1で指定したアイコンを座標(x,y)に描画します。 この命令を使うたびにredrawを行います。複数のアイコンを描画するときは効率が悪いのでn4を1にして、全てのアイコンを書き終えたらredrawを実行してください。
get_fileicon
ファイルに使用されているアイコンの取得
s2に指定したファイルに使われるアイコンを取得します。
get_icon
アイコンの取得
s2に指定したファイルから、n3番目のアイコンを取得します。 もしn3番目のアイコンが小さいアイコンをもっているときはn4を1にすると小さいアイコンの方を取得します。 取得したアイコンはdraw_iconで描画できます。 アイコン取得に失敗したときは変数に0が代入されます。
imeinit
IME情報を取得
IME情報を取得します。 n2にmesboxのIDを代入します。
imeopen
IMEウィンドウを開く
imeinitで取得したIMEを開きます。 n2を1にするとIMEウィンドウを閉じることができます。
imesend
IMEにメッセージを送る
IMEへメッセージを送ります。
imestr
IMEに文字列を送る
IMEに文字列を送ります。 文字列内にタブや改行があっては行けません。 文字列には半角文字(英字、かな)、全角文字(英字、ひらがな、カタカナ)が使用できます。
keybd_event
キーボード操作
キーボード操作を行います。 n1に押したいキーのキーコードを指定します。 n2を0にしてこの命令を実行するとn1を前回実行したときと同じキーコード、 n2を1にしてもう一度この命令を実行しないとキーを放したことになりません。 n2を-1にすると押して放したことになります。
linesel
mesbox内の一行を選択
mesbox n1 内のn2行を選択します。n2は0から数えます。 n2を-1にするとカーソルがある行を選択します。 n2を-2にするとmesbox内の文字全てを選択します。
mouse_event
マウス操作
マウス操作を行います。 n1に指定するタイプでマウス操作を行うことができます。 水平方向の移動量は、画面左から右へ移動させるときが正、その逆が負 垂直方向の移動量は、画面上から下へ移動させるときが正、その逆が負 であることに注意してください。
p_scrwnd
スクリーン座標系をウィンドウ座標系に変換
スクリーン座標系をウィンドウ座標系に変換します。 v1にx座標、y座標を代入しておきます。 描画対象となっているウィンドウを基準にします。
p_wndscr
ウィンドウ座標系をスクリーン座標系に変換
ウィンドウ座標系をスクリーン座標系に変換します。 v1にx座標、y座標を代入しておきます。 描画対象となっているウィンドを基準にします。
progbox
プログレスボックスの作成
プログレスボックスを作成します。 プログレスボックスは、進捗状況を表示するのに便利です。 スタイル(comctl32.dllのバージョンが4.70以上でなければ無効です) n4の値 1 進み方がスムーズになります。 4 垂直に目盛りが進みます。
selget
mesbox内の選択部分の文字列を取得
mesbox n2 の選択されている部分を取得します。

文字列操作命令

charlower
WinAPIのCharLowerAを使い変数内の英字を大文字に変換する
変数内の英字を小文字に変換します。
charupper
WinAPIのCharUpperAを使い変数内の英字を大文字に変換する
変数内の英字を大文字に変換します。
from_uni
UnicodeからANSIに変換
UNICODEをANSI文字列に変換します。 この命令を呼び出した後、statにバッファに書き込まれたMultibyte文字の数が代入されます。 0ならエラーです。
to_uni
Unicodeへ変換
ANSI文字列(SJIS)をUNICODEに変換します。 この命令を呼び出した後、statにバッファに書き込まれたUnicode文字の数が代入されます。 0ならエラーです。