ginfo

ウィンドウ情報の取得

val = ginfo(p1)

p1=0~ : 取得するタイプ

解説

p1で指定したタイプのウィンドウ関連情報値を返します。
取得できるタイプは以下の通りです。

  0 : スクリーン上のマウスカーソルX座標
  1 : スクリーン上のマウスカーソルY座標
      スクリーン座標系は、 pos命令などで使用するウィンドウ内の座標ではなく、デスクトップ画面全体から見た座標になります。

  2 : アクティブなウィンドウID

      現在アクティブになっているウィンドウIDを返します。
      もし、 アクティブになっているウィンドウがHSP以外の場合は-1になります。

  3 : 操作先ウィンドウID

      gsel命令で指定した画面の操作先ウィンドウIDが代入されます。

  4 : ウィンドウの左上X座標
  5 : ウィンドウの左上Y座標

    スクリーン座標系で現在のウィンドウの左上座標を返します。
    スクリーン座標系は、 pos命令などで使用するウィンドウ内の座標ではなく、デスクトップ画面全体から見た座標になります。

  6 : ウィンドウの右下X座標
  7 : ウィンドウの右下Y座標

      スクリーン座標系で現在のウィンドウの右下座標を返します。
      スクリーン座標系は、 pos命令などで使用するウィンドウ内の座標ではなく、デスクトップ画面全体から見た座標になります。

  8 : ウィンドウの描画基点X座標
  9 : ウィンドウの描画基点Y座標

      現在の操作先ウィンドウの描画基点座標を返します。
      これは、描画内容をスクロール可能な(初期化サイズよりも表示サイズが小さい)ウィンドウにおいて、どれだけスクロールされているかを示す値です。
      スクロールさせていない通常の状態では、(0,0)になります。
      描画基点を設定する場合は、groll命令を使用します。

 10 : ウィンドウ全体のXサイズ
 11 : ウィンドウ全体のYサイズ

      現在の操作先ウィンドウの横幅、縦幅が返されます。
      これは、ウィンドウの枠やタイトルバーなども含めたサイズになります。

 12 : クライアント領域Xサイズ
 13 : クライアント領域Yサイズ

      現在の操作先ウィンドウのクライアント領域サイズが返されます。
      クライアント領域はウィンドウ内に表示されている描画可能な部分を指します。

 14 : メッセージの出力Xサイズ
 15 : メッセージの出力Yサイズ

      最後にmes, print命令により出力されたメッセージのサイズが返されます。
      サイズは、 X,Y座標にどれだけのドット数で描画されたかを示します。
      画面上の絶対座標ではないので注意してください。
      また、複数行ある文字列を出力した場合は、最後の行にあたるサイズが取得されます。

 16 : 現在設定されているカラーコード(R)
 17 : 現在設定されているカラーコード(G)
 18 : 現在設定されているカラーコード(B)

      color命令などにより指定された色コードが返されます。

 19 : デスクトップのカラーモード

      現在のデスクトップカラーモード(色モード)が返されます。
      フルカラーモードの場合は0が、パレットモードの場合は1が返されます。

 20 : デスクトップ全体のXサイズ
 21 : デスクトップ全体のYサイズ

      デスクトップ全体のサイズ(画面解像度)が返されます。

 22 : カレントポジションのX座標
 23 : カレントポジションのY座標

      pos命令により設定されたカレントポジションのX,Y座標が返されます。

 24 : メッセージ割り込み時のウィンドウID

      oncmd命令により設定されたメッセージ割り込み時のウィンドウIDが返されます。

 25 : 未使用ウィンドウID

      screen命令やbuffer命令などで初期化されていない未使用のウィンドウIDが返されます。

 26 : 画面の初期化Xサイズ
 27 : 画面の初期化Yサイズ

      現在の操作先ウィンドウの初期化サイズが返されます。
      最初にscreen,bgscr,buffer命令で初期化された画面サイズになります。

 256 : 加速度センサー値(X)
 257 : 加速度センサー値(Y)
 258 : 加速度センサー値(Z)

      加速度センサーが使用可能な環境で、センサーの値を取得します。
      それぞれの座標軸の加速度を-1.0~+1.0の範囲で取得したものになります。
      加速度センサーが使用できない環境では、0.0が取得されます。

関連項目

objinfoウィンドウオブジェクト情報の取得

サンプル逆引き (28)

ahtman_kw.hsp
arusave.hsp
button_test.hsp
demo.hsp
doukutu.hsp
elm2d_edit.hsp
gblur.hsp
groll.hsp
htmlput.hsp
macro.hsp
mapedit.hsp
mesinfo.hsp
mouse.hsp
obaqme.hsp
sample_02_basic.hsp
sample_09_imagetest.hsp
sample_17_d3setlocal_shadow.hsp
sample_19_getmouse.hsp
test4.hsp
test6.hsp
xsample_alphapaint.hsp
xsample_Astro.hsp
xsample_diamond.hsp
xsample_gcube.hsp
xsample_gcube.hsp
xsample_Rocket.hsp
xsample_shiraho.hsp
yopparai.hsp

情報

バージョン3.3
作成日2009/08/01
著作者onitama
URLhttp://hsp.tv/
備考ver3.3標準命令
タイプ内蔵命令
グループ基本入出力関数
対応環境
  • Windows 版 HSP
  • HSPLet
移植のヒントHSPLet時、タイプ 19、画面のカラーモードは常に 0 を返します。
HSPLet時、タイプ 24、oncmd の割り込みウィンドウ ID はサポートされていません。
HSPLet時、タイプ 25はサポートされていません。
hs ファイルhsphelp\i_graph.hs