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hspinet

Version 3.51 Date 2017/09/13 Author onitama

目次 (2 グループ / 60 ページ)

拡張入出力制御命令 59
拡張入出力関数 1

拡張入出力制御命令

b64decode
BASE64デコード
p2で指定された変数バッファの内容をBASE64デコードしてp1の変数に代入します。 p2の変数には、BASE64エンコードされた文字列が代入されている必要があります。
b64encode
BASE64エンコード
p2で指定された変数バッファの内容をBASE64エンコード(変換)してp1の変数に代入します。 p3の値を省略またはマイナス値にした場合は、p2に含まれるデータを文字列として自動的にサイズが決定されます。 BASE64は、文字列型として格納されます。
filecrc
ファイルのCRC32を取得
指定されたファイルのCRC32を求めてp1の変数に代入します。 CRC32は、ファイルの内容をもとに算出された32bitの数値です。 ファイル内容のチェックなどに使用することができます。
filemd5
ファイルのMD5を取得
指定されたファイルのMD5を求めてp1の変数に代入します。 MD5値は、文字列型で「f96b697d7cb7938d525a2f31aaf161d0」のような32文字の16進数として表現されます。 MD5値は、ファイルの内容を一意に表わすハッシュ値として使用することができます。
ftpclose
FTPセッションの終了
ftpopen命令で開始されたセッションを終了させます。
ftpcmd
FTPコマンドの実行
p1で指定されたFTPコマンドを実行します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから使用してください。
ftpdelete
FTPファイル削除
ftpサーバー上のファイルを削除します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから使用してください。
ftpdir
FTPディレクトリ移動
p1で指定した変数に、ftpサーバー上のカレントディレクトリ名を文字列データとして代入します。 p2にディレクトリ名を指定した場合には、その場所へ移動を行ないます。 p2の指定を省略した場合には、ディレクトリ移動は行なわれません。
ftpdirlist
FTPディレクトリリスト取得1
ftpサーバー上のカレントディレクトリにあるファイルリストを取得するためのリクエストを行ないます。 実際のファイルリストは、ftpdirlist2命令で行ないます。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。
ftpdirlist2
FTPディレクトリリスト取得2
この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始し、ftpdirlist命令によりファイルリスト取得が終了した後で使用してください。 以下は、ファイルリスト取得するまでの例です。
ftpget
FTPファイル取得
ftpサーバー上のファイルを取得します。 p1でサーバー上のファイル名を指定します。 p2でダウンロードして作成されるファイル名を指定します。 p2の指定を省略または""にした場合は、p1と同じ名前が使用されます。 p3で転送モードを指定します。
ftpmkdir
FTPディレクトリの作成
p1で指定されたディレクトリを作成します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから使用してください。
ftpopen
FTPセッションの開始
ftpサーバーに接続してセッションを開始します。 p1にサーバーのアドレス、p2にユーザー名、p3にパスワードを指定してftpに接続します。 p4パラメーターでポート番号を指定することができます。 p4の指定を省略した場合は、標準のポート番号が使用されます。
ftpput
FTPファイル送信
ftpサーバー上にファイルを送信します。 p1でサーバー上に作成するファイル名を指定します。 p2でローカルから送信されるファイル名を指定します。 p2の指定を省略または""にした場合は、p1と同じ名前が使用されます。 p3で転送モードを指定します。
ftprename
FTPファイル名前変更
ftpサーバー上のファイル名を変更します。 p1で変更元のファイル名を、p2で新しいファイル名を指定します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。
ftpresult
FTP処理結果文字列の取得
ftp関連命令による処理に対するサーバーの返信メッセージを 取得して、p1に指定された変数に代入します。 p1の変数には、文字列データとして代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから使用してください。
ftprmdir
FTPディレクトリの削除
p1で指定されたディレクトリを削除します。 実行に成功した場合は、システム変数statに0が代入され、 失敗した場合はそれ以外の値が代入されます。 この命令は、必ずftpopen命令によりftpセッションを開始してから使用してください。
getctime
文字列による日付と時刻の取得
日付と時刻を文字列で取得します。 modeの値により、取得するフォーマットを指定します。
getenv
環境変数の取得
環境変数の値を取得し、変数に代入します。 結果は文字列型で代入されます。 変数のバッファは文字列に合わせて自動的に調整されます。
getenvprm
指定文字列要素の取得
getenvprm命令は、「A=123&B=456&C=789」のように特定の区切り 文字コード(この場合は「&」)で区切られた文字列の中から、 先頭部分が"name"と一致したものを取り出します。
jsonclose
JSON形式の終了処理
jsonopen命令で読み込ませたデータのメモリを解放します。
jsondelobj
JSONオブジェクトを削除
JSONオブジェクトを削除します。 jsonnewobj命令によりJSONオブジェクトを新規作成した後は、最後に最も親の階層をjsondelobj命令で削除する必要があるので注意してください。 jsonopen命令で読み込ませたデータは、jsonclose命令により解放してください。
jsongeti
JSONオブジェクトから整数値を得る
オブジェクトに記録された整数値を取得し、p1で指定した変数に代入します。 p2で対象となるオブジェクト(JSONポインタ値)を指定します。 "name"を省略または中身のない文字列("")に指定した場合は、p2で指定されたオブジェクトそのものに記録されている整数値を取得します。
jsongetobj
JSONオブジェクトを得る
"name"で指定した名前のオブジェクトを取得し、p1で指定した変数にJSONポインタ値を代入します。 p2で検索対象となるオブジェクト(JSONポインタ値)を指定します。 p2を省略またはマイナス値にするとjsonopen命令で読み込ませたデータのルート階層が使用されます。
jsongets
JSONオブジェクトから文字列を得る
オブジェクトに記録された文字列を取得し、p1で指定した変数に代入します。 p2で対象となるオブジェクト(JSONポインタ値)を指定します。 "name"を省略または中身のない文字列("")に指定した場合は、p2で指定されたオブジェクトそのものに記録されている文字列を取得します。
jsonnewobj
JSONオブジェクトを新規作成
JSONオブジェクトを新規作成して、p1で指定した変数にJSONポインタ値を代入します。 p2で親になるオブジェクト(JSONポインタ値)を指定します。 p2を省略またはマイナス値にするとjsonopen命令で読み込ませたデータのルート階層が使用されます。
jsonnext
次のJSONオブジェクトを得る
p2で指定されたJSONオブジェクト(JSONポインタ値)に関連する値を取得し、p1で指定した変数に代入します。 取得される値は、p3の取得オプションによって変わります。p3は以下の値を指定することができます。
jsonnkf
JSON文字列変換の設定
JSONで扱う文字列のコード変換を設定します。 jsongets、jsonputs命令で使用する文字列を変換することで、JSONデータを任意の文字コードで保持することができます。 "option1"及び、"option2"パラメーターにより、NKFによるコード変換パラメーターを指定します。
jsonopen
JSON形式を開く
JSON形式の文字列を読み込み、内容にアクセス可能な状態にします。 p2で指定された変数に格納されている文字列をJSON形式とみなして、データのパースを行ないます。 読み込み後は、p1で指定された変数にJSONポインタ値が代入されます。
jsonout
JSON形式データを変数に出力する
JSON形式データをp1で指定した変数に出力します。 p2で出力するJSONデータのポインタ値を指定します。 p2を省略またはマイナス値とした場合は、jsonopen命令で読み込まれたデータが対象になります。 p1で指定された変数は文字列型として初期化されサイズも自動的に確保されます。
jsonputi
JSONオブジェクトに数値を追加
p1で指定されたJSONオブジェクト(JSONポインタ値)に数値のデータを持つオブジェクトを追加します。 "name"で、追加されるオブジェクトの識別名を、p2で数値を指定します。 p 設定する数値の種類は、p3のオプションによって変わります。p3は以下の値を指定することができます。
jsonputs
JSONオブジェクトに文字列を追加
p1で指定されたJSONオブジェクト(JSONポインタ値)に文字列のデータを持つオブジェクトを追加します。 "name"で、追加されるオブジェクトの識別名を、"strings"で文字列を指定します。
jsonsetprm
JSONオブジェクトに値を設定する
p1で指定されたJSONオブジェクト(JSONポインタ値)に関連するパラメーターを設定します。 設定するパラメーターは、p3のオプションによって変わります。p3は以下の値を指定することができます。
netagent
エージェントの設定
http接続の際にサーバーに渡されるエージェント情報の文字列を設定します。"AgentName"で指定したエージェント名が設定されます。 空の文字列("")を指定した場合には、デフォルトの設定になります。
netdlname
ダウンロード名の設定
ファイルを取得する際のファイル名を設定します。 netdlname命令によってファイル名を設定していない場合は、httpリクエストを行なったファイル名が使用されます。 netdlname命令に、空の文字列("")を指定した場合も、httpリクエストを行なったファイル名が使用されます。
neterror
ネットエラー文字列の取得
エラー発生時の詳細を示す文字列を取得します。 p1で指定した変数に、文字列として代入されます。
netexec
最小単位の処理を実行
最小単位の処理を実行します。 サーバーからの応答待ちや、ダウンロード中など時間のかかる処理を細かい単位で実行します。 メインプログラムでは、await命令などで細かく待ち時間(ウェイト)を取りながらnetexec命令を呼び出す必要があります。
netfileinfo
httpファイル情報取得
httpサーバー上にあるファイル情報を取得します。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。 取得に成功すると、システム変数statの値が0となり、p1で指定した変数に文字列型でサーバーが返した情報文字列が代入されます。
netgetv
httpリクエストの結果を取得
netrequest_get、netrequest_post命令によるhttpリクエストの結果を取得します。 必ず、netexec命令による受信処理で、ダウンロードが完了したことを確認してから、データを取得するようにしてください。
netgetv_data
httpリクエストの結果を取得
netrequest_get、netrequest_post命令によるhttpリクエストの結果を取得します。 必ず、netexec命令による受信処理で、ダウンロードが完了したことを確認してから、データを取得するようにしてください。
netheader
ヘッダ文字列の設定
http接続の際にサーバーに渡されるヘッダ文字列を設定します。 空の文字列("")を指定した場合には、無設定になります。 ヘッダ文字列は、通常設定する必要ありませんが、何からの付加情報や動作設定を行なう場合に使用することができます。
netinit
ネット接続の初期化
Wininet.dllの初期化を行ないます。 net~で始まる命令を使用する際には、最初に1回だけ必ず実行する必要があります。 実行後に結果がシステム変数statに格納されます。 0ならば正常終了、それ以外はエラーが発生したことを示しています。
netload
httpファイル取得
httpリクエストを行ないます。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。 netload命令は、ファイルの取得が終了するまで、処理を中断します。
netmode
モードの取得
現在の処理モードを取得します。 p1で指定された変数にモード値が代入されます。 モード値の内容は以下の通りです。 httpリクエストは、INET_MODE_READYの状態で発行するようにしてください。
netproxy
プロキシの設定
http接続の際に使用されるプロキシ(代理)サーバーを設定します。 "ServerName"で、プロキシサーバー名を設定します。 空の文字列("")を指定した場合には、プロキシは設定されません。 p1でhttpが使用するプロキシサーバーのポート番号を指定します。
netrequest
httpリクエスト発行
httpリクエストを行ないます。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。 netrequest命令でhttpリクエストを発行した後は、netexec命令により受信処理をスクリプト側で行なう必要があります。
netrequest_delete
httpリクエスト発行(DELETE)
httpリクエストを行ないます。 netrequest_delete命令により、DELETEリクエストを送信し、指定されたリソース(ファイル名)を削除します。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。
netrequest_get
httpリクエスト発行(GET)
httpリクエストを行ないます。 netrequest命令と同様ですが、ダウンロードしたデータイメージをファイルではなく、メモリ上のデータとして取得できます。 "FileName"で、リクエストを行なうファイル名を指定します。
netrequest_post
httpリクエスト発行(POST)
httpリクエストを行ないます。 netrequest命令と同様ですが、ダウンロードしたデータイメージをファイルではなく、メモリ上のデータとして取得できます。 また、POST形式によるCGIパラメーター受け渡しに対応しています。
netrequest_put
httpリクエスト発行(PUT)
httpリクエストを行ないます。 netrequest_put命令により、PUTリクエストを送信し、指定されたリソースの更新を行うことができます。 先に、neturl命令によりファイル名を除いたURLを指定しておく必要があります。
netsize
ファイル受信サイズの取得
netrequest命令で発行されたhttpリクエストに対するファイルがどれだけのサイズを受信したかを取得します。 p1で指定された変数にファイル受信サイズが代入されます。 ファイル受信サイズは、netexec命令で受信が行なわれた内容を調べるためのものです。
netterm
ネット接続の終了
Wininet.dllの終了処理を行ないます。 通常、この命令はプログラム終了時に自動的に呼び出されるため、特にスクリプトに記述する必要はありません。
neturl
URLの設定
httpリクエストを行なうURLを設定します。 URLは、ファイル名を除いた形でスキーム名を含めて設定する必要があります。
nkfcnv
NKFによる文字コード変換を行なう
p2で指定された変数に格納されている文字列に対して、NKFによる文字コード変換を行ない、結果をp1で指定された変数に代入します。 "option"でNKFの変換オプションを指定することができます。これにより、入力される文字コードと出力される文字コードを任意に指定することができます。
nkfguess
NKFによる文字コード認識結果を取得する
nkfcnv命令により変換された際に、認識された変換元の文字コードを取得します。 結果は、p1で指定された変数に文字列として代入されます。必ず、先にnkfcnv命令で変換を行なっておく必要があります。
rc4encode
RC4エンコード
p1で指定された変数バッファの内容をRC4互換(ARCFOUR)アルゴリズムで暗号化します。 暗号化の際に、p2で指定されたパスワード文字列をキーとして使用します。 p3でバッファサイズを指定します。
urldecode
URLデコード
URLエンコードされた文字列を元の文字列に戻します。 p2で指定された変数バッファの内容をデコードしてp1の変数に代入します。 デコードで出力される文字数は最大で4095文字までの制限がありますので注意してください。
urlencode
URLエンコード
p2で指定された変数バッファの内容(文字列)をURLエンコード(変換)してp1の変数に代入します。 p1で指定される変数は自動的に文字列型として初期化されます。 URLエンコードで出力される文字数は最大で4095文字までの制限がありますので注意してください。
varmd5
変数バッファのMD5を取得
指定された変数バッファの内容からMD5を求めてp1の変数に代入します。 MD5値は、文字列型で「f96b697d7cb7938d525a2f31aaf161d0」のような32文字の16進数として表現されます。 MD5値は、メモリの内容を一意に表わすハッシュ値として使用することができます。

拡張入出力関数

netgetv_size
ファイル受信サイズの取得
netrequest_get、netrequest_post命令によるhttpリクエストの結果で取得したデータのサイズを戻します。 必ず、netexec命令による受信処理で、ダウンロードが完了したことを確認してから、データを取得するようにしてください。